2020秋、転職半年後にスーパーカブで奥多摩へ行った話

去年の秋に行った奥多摩の話をする。

出発。奥多摩湖へ、からの避難

相棒はスーパーカブ110。

もちろん高速は乗れないので下道での旅である。

緊急事態宣言もあけ、周りがGOTOで旅行三昧してることを知人から聞き、

外に行きたい欲が爆発したのがきっかけ。

土曜のお昼ごろに思い立って出発。

王子の複雑な交差路を超えて、新青梅街道から謎の商店街を超えて青梅街道へ。

あとはまっしぐら。

したところ、突然夕方から気温が下がる。

マウンテンパーカー装備では凍えて震える程度に。

近くのセブンでホットの缶コーヒーを飲むが震えが止まらない。

既に夕方4時。

これはダメだ。

このまま奥多摩行ったら凍死しかねない。

急遽宿泊。考え込む、ちょっと泣く

近くの羽村のホテルで予約を取って向かい、宿泊。

連休だったのでまあ良いか。

泊まったのはここ。

travel.rakuten.co.jp

アメニティも充実していた。

GOTOキャンペーンもあって宿泊料約2000円。

ホテルの人はとても親切丁寧で、久々に知人以外の人と直接やり取りする温もりに接する。

大浴場付きと書いてあったが、コロナのため臨時休業してたのが残念。

部屋についてベットに飛び込む。

これがホテルからの景色。

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遠くに山が見えるってなんか良い。東京にはない景色。

や、ここも東京なんだけれども。

こんなことを考えてた。

あー。思わず飛び出してしまったけどやっぱ無謀だったか。

無計画だなー自分。こうゆうとこずっと直らないよなー。

念の為ヒートテック1枚持ってきてよかったー。

30半ばで思い切って転職して半年。

意図しないリモートワーク。

思ったより全然成果も出してないし成長もしてない。

前職に続いて管理職のランクで入ったけど、キャリアステップは完全に停止状態。

一社員としてのオンボーディングはなんとかできた、と思う。

一緒に仕事する人とのコミュニケーションは比較的良好、だと思う。

一度も会ったことない人ばかり。

人となりがわかるようでわからない。

色んな言動に意味があるのではと、神経過敏になってしまう。

転職先はみんな頭のいい人が多い。

この人たちも全然自分と同じ、いやそれ以上の立場でも活躍できる頭の良さ。

そうではない人、というか頭の良さではなく別の観点で魅力のある人も沢山いる。

私は前職だったら今一緒に働いてる人は全員管理職になれると思っている。

絶対来ないと思うが。

なんとか仕事一緒にする人達とは一定話をするようになったけど。

もし転職せえずに、前職にいたらどうだったんだろう。

毎日会話ややり取りする機会のたびに緊張するこんな日々はなかっただろうな。

でも結局転職したいって悶々としてたのかな。

コロナになるとわかってたら私は今の会社に雇われただろうか。

何を期待されて今の会社に合格したのだろうか。

まーでも基礎疾患あるし、コロナに感染したらほんとに死んじゃうかもしれないしなぁ。

死ぬ気で頑張りたいって思ってたけど、コロナで死んじゃうのは、やだなぁ。

リモートで運動不足なのか生理もどんどん不安定になってるなぁ。

子供とか産めなくなるのかなぁ。

健康第一で出来ることを少しずつやってくしかないかぁ。

そうゆうやり方で成果出したことなんてないんだよなぁ。

あー。

ちょっと泣く。

考えすぎだな。

温泉とカキフライ。コロナと管理職を考える。

夜は隣駅付近のスーパー銭湯で温泉に浸かる。

のぼせるくらい濃いお湯だったが、冷えた体には丁度良い濃さだった。

ここ。

隣駅は河辺と書いてカベと読む。

kabeonsen-umenoyu.com

一度ホテルに帰って、ホテル近くの藍屋に歩いて行く。

カキフライ定食を食べる。

写真を撮ってなかったので代わりに藍屋のメニューのURLを貼っておく。

www.skylark.co.jp

あー。美味しい。食べながら思う。

白ワインも飲んだ。

小さいボトルで出てたのも衛生面が保証されていてよき。

味もそこら辺のファミレスでグラスで出てくるワインより全然美味しかった。

そこらへんの人気和食屋さんと全く引けを取らない。

老若男女に合わせた味付けでファミレス感も忘れてない。

私の中でこの日藍屋がお気に入り登録された。

お腹を満たしながらまた考える。

コロナ禍はみんなそうなんだよな。

精神ストレス抱えながらみんな頑張ってる。

自分が思ってることも相手も思ってるかもしれない。

自分が考えすぎなだけなのかもしれない。

こんな風にストレス発散で飛び出せる私はまだうまくやれてる方なのかもしれない。

入社半年でもちゃんと有給取れるし。

今の会社はコロナに対してしっかり動いてくれてるし。

超遅くても夜10時には上がれるし。

一度もリアル出社したことないその経験は、いつか同じような立場の人の役に立つかもしれない。

ホテルに帰って就寝。

横になりながら、管理職とはを考えてみる。

管理職は適材適所にハマらないと難しい。

簡単に言うと、中間管理職は雑用が増え、

上からも下からも避難や指摘を受けることも増えるため、

精神ストレスに関しては一般でいう中間管理職の給与は、

一般職の給与の差額の割に合わないのだ。

ついでに、褒められても本人は一切信用できないのが難しいところ。

言葉ではなく本質を掴むことだけを求められるからだ。

それでも上司と部下と連携し、双方のゴールと自分のゴールの点を線で紐づけないといけない。

本心で信用してる人がいたらその人はそれ以上の昇格は難しいだろう。

あと本人が望まないことも多々ある。

先ほども言ったように、給与は割に合わないのだ。

プレイヤーとしての成長はどんどん削られていき、削ることが会社のためになってしまう役職なのだ。

いかに組織や人に注ぐこと、それに対する権利を得ることに

給与やプレイヤーとしての成長以外で価値を置けるかということが重要になる。

逆に、管理職を望む人ほどその時ではなかったりする。

先ほども言ったように、周りをよくみる、本質を引き出すスキルがないと点と点が結びつけられない。

また、例えば給与の割に合わなかった場合に暴動を起こす人はそもそも会社は管理職にしない。

みるべきは周りからだからだ。自分の事ばかり見てる人に会社は人を任せない。

そのためコミュニケーションロスによる組織崩壊がおこる。

いわゆる退職・休職ラッシュだ。

管理職を望む人の中には昇進や昇格=キャリアアップと思っている人がいるし最初はそう教えられる。

現実は等価交換なのだ。もちろんどちらも捨ててない人もいるが、それが正解かどうかは適材適所なのだ。

いずれにしろ、リモートで一番辛いのはそういったことが難しくなったフルリモートでも

同じ成果が求められる中間管理職かもしれないな。

考えすぎか。寝よう。おやすみなさい。

出発その2。奥多摩湖へ、からの走馬灯

朝6時起床。

持ってきたヒートテックを着て、6時半にチェックアウト。

案の定寒い、凍える、トンネルが暖かい・・。

そんなこんなで、よしついた!!

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冷たいけど息を吸うをすうっと入ってくる綺麗な空気。

、、、、、寒い。

確か奥多摩湖を越えたところの道の駅に温泉があったはずだからそこまで行ってみよう。

さらに寒い、顎がガクガクいってる。スピードも40kmが限界なくらい寒い。

そんなこんなでついた。

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、、、、開いてない。

コロナで更に開く時間が遅くなってる。この日は10時だったかな。

現在8:00。オワタ。

のめこいの湯はこんなとこ。

nomekoiyu.com

何年も前に行ったきりなのであまり覚えてないが、体に染みる良いお湯だったと思う。

道の駅のベンチで30分ほどほっとレモンを飲みながら休憩。

この景色をぼーっと見てた。

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なぜ30分もいたかって?

凍えて動けなかったからね!

あんなコロナとか仕事とか考えてたのに

奥多摩で一人凍死の危機に陥って

色々考え込んでた事がアホらしくなってきた。

走馬灯のようにインド旅行やネパール旅行の思い出が蘇る。

あー、あそこの人たちもコロナでマスクしてんのかなー

元気にしてるかなー。

ネパールは旅行の後地震あったけど大丈夫だったんかなー。

まだパンダホテルあるかなー。

近くのチャイ屋さんあるかなー。

あー、海外旅行行きたいなーー。

体が戻ってきたので下山する。

相棒その2

やっぱり寒い、、休憩ながらゆっくり行こう。

奥多摩湖が見えるところでちょい止まって写真を撮る。

誰もいないので、持ってきた私の相棒その2を出して記念撮影をする。

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私はこの相棒たちのおかげで行動ができていると言っても過言ではない。

友人知人がいないわけではないが、

私のように突発行動をするような人間の行動に付き合って幸せな人はいない。

逆に起伏のある感情を持つ誰かがそこにても

私は行動を抑制されるだけで幸せになれない。

そのため、こういった行動を起こしたいと思うとき、

相棒たちの存在は私の原動力になる。

奥多摩駅周辺。散策と温泉

9:30頃、奥多摩駅近くに到着。

さすがにこの辺は暖かい。

もえぎの湯という温泉施設が10時開店なので

近くを歩いて待つことにした。キャンプ場付近を歩く。

まあまあキャンプしてる人がいる。

最近緊急事態宣言でキャンプ禁止みたいな事が言われてたが、

この時期これだけいたなら確かに春先はもっと沢山いたんだろうな。

キャンプブームってすごい。

みんな緑を求めてるんだろうな。

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と、ここで携帯の電池が怪しくなったので節約のため写真もやめて電源off。

9時になったのでもえぎの湯へ行く。ここ。

www.okutamas.co.jp

露天風呂もついてて景色は山の緑とちょい河原。

お湯は羽村のお湯を10倍天然素材を増した感じで、

いい感じの濃さで出入りすれば長く入れる感じ。

しかも一番風呂。

冷えた体に染み渡る。

気持ちよかったー。

帰宅

ゆっくり使ったところでようやく家に帰る。

途中でお昼ご飯食べたり休憩したり渋滞にハマったりで

結局家に着いたのは20時ごろ。

途中青梅街道沿いのパンケーキが美味しそうな喫茶店でまったりした。

お店の名前を忘れてしまった。

結局パンケーキは食べずにホットコーヒーだけ頂いたわけだが。

また行きたいな。

もう携帯の電池は限界を迎えていたので青梅街道を抜けるまで電源off。

抜けた後ナビを再開し、なんとか帰宅。

とんでもなく疲れたーーー。

でも、行ってよかった。

やっぱり旅は定期的にやらないとね。

まだどこも行ってないけど、

緊急事態宣言が明けたらまたどこかに行きたいと思う今日この頃でした。

あとがき

私はバイク乗りならオススメする場所、奥多摩周遊道路に向かったつもりだった。

だが、完全に道を間違えていた。

実は奥多摩周遊道路を通ることなく戻ってきていたことに後日気づいた。

奥多摩の周り=奥多摩周遊道路かと勘違いしてたのだ。

次行く時は通りたい。