2017年冬チェスターコートが流行している理由

ピーコート、ダッフルコート。10年以上前から大流行で誰もが着ていた。

しかし、時代は変わった。ピーコートは、もう、メンズもレディースも殆ど店頭に並んでいない。

2017年はチェスターコートが大流行。ノーカラーコートのフード付きとかも流行だ。

流行の理由を考察する。

【女性版】

1.女性の足を見せるファッションがなくなり、足を長く見せるファッションが流行したこと。

数年前は、"足が細く見える"というキーワードのもと、スキニージーンズや、ショートパンツが流行っていた。 今は、"足が長く見える"というキーワードのもと、ワイドで長いパンツ、特にガウチョパンツが流行。 ロングコートはまさに後者だろう。胸元があいてる分暑苦しく見えないのもメリットだろう。

2.セレブ思考・キャリアウーマンへのあこがれ

多少語弊はあるが、海外セレブの方は大体ロングコートを着ているのだ。また、キャリアウーマンも類似のイメージがあるであろう。 年齢問わず、働く女性が増えていく中で、女性のセクシーさではなく、女性の力強さを見せるような、"カッコイイ女性"を 世の中が求めているのではないかと考える。ジャケットのようなチェスターコートはまさにかっこよさを象徴しているといえるだろう。

3.渡邊直美の存在

海外の影響を受け、体系は大きめ。しかし天真爛漫に活躍され、メイクやファッションも最先端で非常に美しい女性。 海外の雑誌にも取材が入るほど注目されている。 それまで日本では細いことが美しいとされてきたが、彼女の影響でその概念は覆したのだと考える。 丸い体系を丸く見せるのも個人的には可愛くて好きだが、やはり現代は2.のようなかっこよさを求めるのだろう。 彼女もロングのアウターを着ているイメージ強い。

【男性版】

1.女性の影響

元々チェスターコートは男性用がメインで、女性が着だしたことで火がついたと考えられる。

2.中年男性俳優の人気

いわゆるピーコートやダッフルコートが似合う10~20代前半の男性俳優・モデルの方も多々いるが、 年を重ねて30半ばから活躍する俳優が増えてきている。 代表的なのは、ディーンフジオカ、斉藤工高橋一生といったところだろうか。 人気俳優のファッションを真似する事は、現代の流行に少なからず影響を与えていると考えてよいだろう。

まとめ

つまり、年齢層が比較的上のファッションに20代のファッションが近づいてきた。ということだろう。 若い=可愛いではなく、若いけど、若く見られたくない。大人っぽくありたい。大人に負けたくない。 そんな時代の流れに沿っているのではなかろうか。